要望の高すぎる市場

こんにちは,よしむらです.

あるメーカーが,お米が美味しく炊ける炊飯器を作った.その炊飯器は,老舗料亭の料理長も釜戸で炊いたのと遜色ないぐらい美味しいと評価した炊飯器です.

しかし,その炊飯器を,家電評論家・雑誌の編集者・百貨店のバイヤーに公開したら,雑誌の編集者が,「音がうるさい」とコメント.
家電評論家が「筐体に触りながら、筐体が熱くなる。」とコメント.
最終的に評論家が「お子様のいる家庭にはオススメできない。」ってコメントする.

 
こんな笑い話の様なシーンが,先日カンブリア宮殿で放送されていて驚きました.メーカーの社長は「妥協したくないっと」意気込んでいて,日本人技術者の鏡だなたって思いました.
 
しかし,これは日本の製造業が抱える問題の1つだと思います.
 

高すぎる要求と小さすぎる市場

 現段階においても,日本は世界第3位の市場ではありますが,白物家電は頭打ち状態です.先の例で行くと,炊飯器を欲しいけど持っていない家庭なんて,日本にはほとんど存在しません.でも,マーケットリサーチなどは,国内で行う事が多く,買う予定の無い顧客の要求仕様で製品を作っているという現状があります.
 
製造メーカはまだ冷蔵庫やエアコンを持っていない東南アジア諸国などで戦いたいのですが,日本の製品は憧れだけど高すぎると評判が良くない.なぜ高いのか?機能が過剰なのです.依然この様な製品を,評論家はガラパゴス携帯だなんて言って揶揄していたのでホント笑えませんよね.
 
白物家電によらず生活日曜品の今後の戦場は,BOP層だと言われています.BOP層とは,Base of th economic Pyramidの略で,1人当たりの年間所得が3,000ドル以下の階層で,約40億人(全世界人口の7割)が属すると言われている層になります.
 
日系メーカもこの層に向けての製品開発に注力することが重要になってきています.日系メーカを応援したいなら,過ぎたるは及ばざるが如しという言葉を思うことも大事ですね.
 
参考
 
 
 

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